月並能「国栖」(平成23年2月13日)|宝生流能楽師 登坂 武雄

活動報告

月並能「国栖」(平成23年2月13日)

国栖

シテ 登坂武雄
子方 高橋 希
大 亀井 実
姥 野月 聡
小 観世新九郎
天女 亀井雄二
太 小寺真佐人
ワキ 宝生欣哉
笛 藤田 次郎
間 野村萬斎 竹山悠樹

 

地謡

小倉伸二郎
小倉 敏克
大友  順
当山 孝道
辰巳萬次郎
田崎 隆三
金森 秀祥
朝倉 俊樹

国栖は、大友の皇子に追われた(後の天武天皇)一行が吉野の山中にたどりつき、国栖魚や根芹(ネジェリ)を採る老夫婦に助けられる話です。

老夫婦が天皇を隠した舟の前で追っ手をあしらい追い返しましたが、現在物といわれる四番目能の、現実的なアイ(狂言)とのやり取りを面白く観ました。

シテのあくまで落ち着いた振る舞いは実は蔵王権現の化身であります。

中入り後の間(あい)に天女が舞を舞い、いよいよ蔵王権現が現れてしっかり舞い納められました。

武宝会会員T

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